がんの最新データ!!ついに100万人!

がんの罹患者数や死亡者数は年々増加しています。がんについてはニュースなどで取り上げられることも多々あり、たくさんの方が関心を持つ話題です。お客さまとの会話ががんの話題になることも多いのではないでしょうか。

そこで今回は、日本におけるがんの現状を、最新データを中心にご紹介します。

目次

ついに年100万人以上がかかり、38万人近くが亡くなる時代に!

現在、一生涯に2人に1人ががんにかかり、3人に1人ががんで亡くなると言われています。

年々罹患者数・死亡者数ともに増加しており、新規の罹患者数は100万人を超えることが予測されています。

死因別の第1位はがんで、全体の3割弱を占める

2016年の日本人の1年間の総死亡者数の死因別割合をみてみると、がんが29%で全体の3割弱を占めています。1980年代に死因の第1位になって以来、現在まで常に死因のトップとなっています。割合については、2000年を境に30%前後で推移しています。「日本人の3人に1人ががんで亡くなる」ということの根拠となるところです。

5年生存率と罹患数の関数は?

一方、がんの5年生存率は上昇傾向です。5年生存率とは、あるがんと診断された人のうち5年後に生存している人の割合が、日本人全体で5年後に生存している人の割合に比べてどのくらい低いかで表します。

下記は部位別の5年相対生存率です。100%に近いほど治療で生命を救えるがん、0%に近いほど治療で生命を救いにくいがんであることを意味します。

下記は部位別のがん罹患者数と罹患者数予測です。部位別5年生存率が高い、男性の前立腺がん、女性の乳がんが罹患者者予測でも多くなっています。

5年生存率が向上した理由として、治療法の進歩や、前立腺がんや乳がんといった比較的治療成績のよいがんが増えたことが影響していることも考えられます。

がんに対する備えをしておきましょう

日本のがんの現状をご理解いただけましたでしょうか。医療は日進月歩で変化しており、常に最新の情報を知っておくことが重要です。また、罹患者が増えている今、がんに対する備えが個々人に迫られています。ぜひ、お客さまにもお伝えしましょう。